Webライティング能力検定で検索した方は上記のような疑問を感じている人が多いです。
今回はWebライティング能力検定の概要や効果的な勉強方法、難易度などをWebライター初心者から中級者の方を対象に解説していきます。
- Webライティング能力検定とは?Webライティング技能検定の違い
- Webライティング能力検定を実際に受験・合格した人の評判・口コミ
- Webライティング能力検定の合格基準や難易度
- Webライティング能力検定の勉強法や独学が可能かについて
- Webライティング能力検定のメリット・デメリット
記事を読むことで、Webライティング能力検定を受験する必要があるかどうかを判断できるので、これからのWebライター活動をイメージしながら読んでください。
Webライティング能力検定とは?

- Webライティング経験者の方
- 転職や副業・在宅ワークで活用したい人
- Web会社に勤めている人
- Webライティング中級者の方がメリットが多い資格
- 法律や倫理が身につくことから炎上やトラブルを回避できる
- 認定証が発行されるので転職や個人Webライターの人は市場価値が高くなる
- 公認コンサルタントやセミナー講師として活躍することも
- 受験料や更新費用が少し高い!教材費も含めると3万円超え
- 更新は2年ごとで動画講座の視聴と感想を提出する必要がある
- スクールや過去問がないので独学で勉強しなければならない
項目 | 詳細 |
---|---|
難易度 | ![]() |
受験料・更新費用 | 受講費:税込13,500円(学生半額) 受験費+DVDセット:税込19,800円 更新:税込12,000円(2年毎) |
合格基準 | 1級:80~88点 2級:70~79点 3級:53~69点 53点以下:不合格 |
申し込み締め切り | 第32回:2022年2月13日(日)17時 第33回:2022年5月15日(日)17時 |
試験日時 | 第32回:2022年2月27日(日)13:30~15:00 第33回:2022年5月29日(日)13:30~15:00 ※受付は13時から |
合格発表 | 第32回:2022年3月11日(金)までに 第33回:2022年6月10日(金)までに |
試験会場 | 全国17カ所 |
Webライティング能力検定とは、一般社団法人日本Webライティング協会が提供する資格のことで、「Webサイトにおける記事の質向上」を目的に作られた試験です。
Webライター初心者・中級者向けの資格になっており、受験者層は一般の方よりも社員教育のひとつとして受験する方が多いです。

引用:一般社団法人日本Webライティング協会
2012年から受験者数は計2,400人を超えたばかりで、まだまだ認知度の低い資格と言えます。
Webメディアで信頼性の高い文章を執筆するために必要なライティング知識が身につくので、炎上やトラブルのリスクを軽減することができます。
なんで、炎上リスクがつきまとう大手企業からの支持がある資格ですが、個人やフリーランスの方にもおすすめできます。

Webライティング能力検定とWebライティング技能検定の違い
比較項目 | Webライティング能力検定 | WEBライティング技能検定 |
---|---|---|
運営 | 一般社団法人日本Webライティング協会 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
資格の種類 | Webライティング能力検定1級〜3級 | Webライティング実務士 |
受験費用 | 受講費:税込13,500円(学生半額) | 講座受講費:税込3,2000円 試験料:税込6,000円 合格証発行料:税込3,000円 |
資格更新費用 | 2年間(更新費用税込1,2000円) | なし |
受験会場 | 全国16ヶ所 | オンライン |
難易度・合格率 | 1級合格率25〜30% | 48.50% |
学習期間 | 初心者:6ヶ月 経験者:1〜2ヶ月 |
経験者:約2週間 |
クラウドソーシングサイトでの特典 | なし | あり |
Webライティング能力検定をネットで調べていると「Webライティング技能検定」という似た資格の情報も表示されます。
どちらもWebライティングに関する資格になっていますが、難易度は「Webライティング能力検定」の方が高いです。
なので、Webライティング技能検定は未経験や初心者の方におすすめの資格と言えます。
また、Webライティング技能検定はクラウドソーシングでの合格特典があり、仕事の報酬UPや高単価案件の紹介、クラウドソーシンサイト独自のポイント付与など多くの特典があります。
- 転職やビジネスで使えるレベルのWebライティングを身につけたい人
- Web会社に勤めている人
- クラウドソーシング案件を中心に仕事をしている人
- クラウドソーシングの基礎を学びたい人
- タイピングが苦手な人
Webライティング能力検定に関する評判・口コミ
Webライティング能力検定は企業で受ける人も多いですが、お笑い芸人の方も受験し、2級に合格しています。
では実際にWebライティング能力検定を受験・合格した人はこの資格についてどう考えているのか?
リアルの声を知るためにSNSで調査したので以下の章で見ていきます!
Webライティング能力検定を実際に受験・合格した人の良い評判・口コミ
8月末に受験したWEBライティング能力検定、無事に1級を取得することができました(*^^*)
1級は難易度が高いということで不安もいっぱいでしたが、頑張った自分を褒めたいです🙋♀️
これからもっとスキルを磨いていけるように頑張ります(*´꒳`*)
母に付き合ってくれて、👶もありがとうね! pic.twitter.com/7ANp4GzyXy— MAI🕊 (@aonoflower) September 14, 2021
WEBライティング能力検定、1級合格してた💮受けるからには1級合格したいと思ってたから嬉しい😊 pic.twitter.com/VBzJonyGam
— むしんち🐈☀️ハイラル出張中 (@mushinchi) December 10, 2020
Webライティング能力検定を受験・合格した人の中には資格取得したことでプロフィール文章を変更後、高単価の案件を獲得した人もいらっしゃします。
また、資格取得した人は総じて、「これからもスキルを磨き続ける」と語る人が多く、前向きな人多いなと感じますね!
逆に初心者の方では、難易度も高い資格になるのであまりおすすめはできないと言えますね。
Webライティング能力検定の悪い評判・口コミ
「Webライティング検定、受けた方がいいのかな…?😢」
と思っていた時期が、あった。
でも、やめた。なぜか??
ライティングの技術は実践の中でしか学べないし、実践をしたなら「実績」が生まれるから、履歴書に書くだけのための検定なんていらないと思ったから#ブログ初心者
— 西沢夕佳 (@Yuka85Blog) March 6, 2021
Webライティング検定ってなんだよ(笑)
不必要すぎて草— 小宮 大輔|illo / NCN (@daisuke1120) December 27, 2015
✅Webライターに資格は必要か?
Webライターになるのに特別な資格は必要ありません。
日本WEBライティング協会が実施している「Webライティング能力検定」や他にもたくさん資格は存在するが、一番大切なことは「強み」を持つことです。
このジャンルは誰にも負けないといった、強みを作りましょうね
— Hiro|SEO (@HiroWebwriter) November 17, 2021
Webライターを既に経験している人の中にはこの「Webライティング能力検定」が不要と感じる人もいます。
確かにライティングは実践の中でレベルをあげるものなので、資格取得が収入にすぐ繋がるわけではありません。
ライターとして得意ジャンルを持つことも確かに重要という意見もわかります。
近年のWebライティング能力検定1級合格率は25~30%と難易度は高め

近年のWebライティング能力検定1級合格率は25~30%と公式が公開しており、編集部で過去の合格率を調査したところデータはありませんでした。
2012年からWebライティング能力検定が受験できるようになったので、比較的最近の資格になります。
このことからまだまとまったデータなどが収集できていないようです。
先日受けていた試験というのはWebライティング能力検定でした。
惜しくも1級に手が届かず2級合格。
これも今の私だと思って、今後も実務を頑張ります。 pic.twitter.com/0kPWMOjE65— ざき@webライター 今年も書くぞー! (@ZSai28) March 19, 2021
Webライティング能力検定2級に合格しましたー🖋
1級取得まであと3点足りなかった…悔しすぎる😭
基本的なSEO知識やライティング力が身につくので、ブロガーやライター以外にもおすすめですよ!ということでひとまず「ヤッター!」💮 pic.twitter.com/twNSlMF00T
— コバヤシ|ギターとウクレレのブログ運営 (@kobalog_net) September 15, 2020
ただ、近年の合格率をみると1級の難易度は高めに設定されており、「1級を目指して勉強したが、2級だった、3級だった」という人もSNSで調査してみると多いです。
Webライティング能力検定の合格基準と試験内容
試験科目 | 点数配分 | 合格基準 |
---|---|---|
国語 | 12点満点 | 1級:80〜88点 2級:70〜79点 3級:53〜69点 53点以下:資格なし |
ウェブライティング基礎 | 12点満点 | |
コピーライティング メールライティング |
16点満点 | |
SEO | 16点満点 | |
倫理・法律・炎上対策 | 16点満点 | |
ミニ論文 (文字数200~300文字ほど) |
16点満点 |
Webライティング能力検定の試験科目を見てみると5科目+ミニ論文と幅広く感じてしまいますね。
他の資格と違って、点数に応じて級が割り振られるので、1級を目指す方は88点満点中80点以上取らなければならないので、集中した勉強期間は必須となります。
Webライティング能力検定の効果的な勉強方法と勉強時間
Webライティング能力検定の勉強方法と合格までに必要な時間・期間については以下通りです。
- Webライティング協会が販売するDVD教材で勉強する
- 公式テキストで例題や問題集を解く
- Webライティング能力検定1級に必要な勉強時間は2週間〜1ヶ月
上記内容について以下の章で詳しく解説していきます。
Webライティング協会が販売するDVD教材で勉強する

Webライティング能力検定の勉強方法でおすすめなのは論文の添削サービスが付いているDVDセットで学習することです。
基本的には、暗記9割と言われている試験ですが、実技ではミニ論文を執筆します。
「実際にライティングしたことがない」「経験が浅い人」では、ここが減点対象になりやすいです。
論文の添削は2文までと記載してありますが、添削してもらうことで、論文の減点を減らす基準を知ることができるのは大きなメリットですね。
Webライティング能力検定1級合格を本気で目指す方はこのDVDセットの教材で学習してください!
以下教材のセット内容になります。
- 2枚組のDVD(2時間26分収録)
- PDFテキストと印刷物
- 論文の添削サービス(2文まで、添削結果は1週間ほどかかる)
- メール質問(3回まで)
公式テキストで例題や問題集を解く
前述で9割が暗記と解説しましたが、申し込みをすると公式からテキストが送られてくるので、そのテキストに沿って勉強してください。
テキスト自体は130ページほどになっており、各章には練習問題も付いているので「読む」「解く」を繰り返すのがおすすめです。
また、テキストとは別に「Webライティングが2ランクUPする問題集付き!(全18ページ・PDF)」も送られてきます。
これはマルバツ形式になっているので、テキスト学習が完了したら、こちらに移ってください。
Webライティング能力検定1級に必要な勉強時間は2週間〜1ヶ月
Webライティング能力検定1級合格に必要な勉強時間はWebライターとして経験がある場合、およそ1ヶ月程度確保すれば合格率は高まると考えています。
公式から送られてくテキストは大体130ページになっていますが、熟読には1時間〜2時間ほどで完了します。
また、DVDが2時間26分になっており、何度も見直す人必要もあります。
ミニ論文の対策として何回か文書作成し、添削には約1週間かかります。
このことから、
- 最短の勉強時間は2週間程度
- Webライターの方で1ヶ月
- 初心者の方は3ヶ月〜半年間
この程度の時間を見ておいてください。
Webライティング能力検定を取得するメリット

Webライティング能力検定1級を取得すると3つの特典が付与されます。
- 検定紹介アフィリエイト報酬2倍
- 試験監督になることができる
- 1級限定でのお仕事紹介
では、「1級以外はメリットがないの?」と感じてしまうので、そもそもこの資格を取得するメリットについて以下の章で解説していきます。
自分のライティングスキルがどの程度か知ることができる
Webライティング能力検定には階級が設定されているので、「自分のWebライティングスキルがどの程度のものなか」を確認することができます。
2級、3級あればまだまだ実務に励みスキルアップしていくきっかけになりますよね!
逆に、初心者の方であれば学習するだけで、ライティングの基礎が身に付くのメリットになります!
高単価のライティング案件オファーがくる可能性が高い
webライティング検定1級合格しました!
昨日早速lancersのプロフィールを検定結果を踏まえて変えたところ、すぐに好条件のご依頼が!
客観的な能力の証明は、webの仕事ではあって損ないですね!
資格はこれからも増やしていきます^ ^#webライティング能力検定#lancers#資格
— コウケン@webライター・編集者 (@koukenwri) December 6, 2018
実際にWebライティング能力検定1級合格した人は、クラウドソーシングサイトのプロフィール文章に検定情報を記載した際に条件の良い仕事の依頼がきています。
これは1級での話ですが、2級・3級でも効果は薄くなりますが、条件の良いオファーがくる可能性が出てくるので、資格取得する価値は十分にあると言えますね!
商品の売り上げに大きく関わるコピーライティングでは1案件で10万円以上など高単価の案件が多いのでおすすめです!
認定証が発行されるのでWeb系会社の転職で有利になる

Webライティング能力検定に合格すると、上記画像のような認定証が発行されます。
これはWebライティング業務がある会社ではかなり有利になる資格です。
認定証の他にも「認定バナー」ももらえるので、自分のブログやWebメディアにバナーを貼ることで信頼性が高くなります。
もちろん名刺などにも記載できるの、転職や個人どちらの方でもメリットがあるというのが魅力。
Webライティング能力検定を取得するデメリット(注意点)
Webライティング能力検定を取得するデメリットというよりは注意点の方がしっくりくる内容になっています。
ここで紹介する章は以下の通りです。
- ライティング中級者以上がメリットを実感しやすい資格
- 公式が販売する19,800円の教材が高い
- スクールや過去問などは少なく独学での勉強になる
- 2年毎更新!更新費用12,000円と動画講座を受ける必要がある
上記内容について以下の章で解説していきます。
Webライティング中級者以上がメリットを実感しやすい資格
Webライティング能力検定は初心者も対象としている資格ですが、これを取得して恩恵を受けれるのは既にWebライターとして活動している人の方が多いです。
つまり、執筆実績もあり、資格も保有している人の方が市場価値が最も高いということが言えます。
このライターを採用するか否かの基準は資格よりも、実績を重視しているので資格取得していることしかアピールできないライターの方は基本依頼はしていない傾向にありますね。
公式が販売する税込19,800円の教材が高い
前述でも紹介しましたが、Webライティング能力検定で1級を目指す方はほとんどの方がDVDセット税込19,800円の教材を購入した方が合格率が高くなります。
「どうせ受けるなら1級を取得したい」と考える人がほとんど。
その際に「この2万円近い教材が高い!」ことがネックになってしまう人もいますよね。
取得する恩恵も大きく、元を回収することも容易ですが、ちょっと敷居が高いなーと感じてしまいすよね。
受験にかかる費用を少しでも安くしたい方は上記動画の10:50〜視聴者限定で3,000円の割引情報と「Web漢字・新語検定」公式テキストがプレゼントされる視聴者限定サービスがあるのでチェック
スクールや過去問など教材は少なく独学での勉強になる
Webライティング能力検定には専門スクールや過去問の教材が少ないです。
そのため、独学の勉強で合格する必要があります。
公式から提供される教材だけでの勉強は不安になってしまいがちですが、教材とは関係ないWebライティングに関する本などはたくさんあるので気になる方は探してみると良いですよ!
2年毎更新!更新費用12,000円と動画講座を受ける必要がある

引用:一般社団法人日本Webライティング協会
Webライティング能力検定は合格しても2年毎に更新が必要なのが面倒です。
更新費用税込12,000円+動画講座の視聴+動画の感想を書くか、「今後あなたがWebライティングをどう活かしていきたいか」について200文字〜300文字で論文を作成し、合格する必要があります。
これをみると手間がかかる資格ということがわかりますが、実績として活用するための維持費と捉えてください。
Webライティング能力検定のまとめ
Webライティング能力検定は一般社団法人日本Webライティング協会が提供する民間資格であり、取得することで、転職や個人で仕事を受ける際に役立つ資格です。
また、好条件案件の獲得もしやすくなるので収入アップも望めます。
さらに、試験監督として参画することもでき、その道の専門家としてコンサルやコピーライティング、メルマガライティングなど仕事の幅も広がるので、Webライターとして箔をつけたい方は受験して損がありません。
ただ、資格取得に当たって注意したいのが、この資格はWebライターとして既に活動している中級者以上の方におすすめできる資格ということです。
企業の採用基準は資格よりも実績の方をみるので、初心者の方は資格取得の恩恵が少なくなってしまうデメリットがあることを覚えておいてください。
今後Webライティングに関するお仕事をしていく方はぜひ一度受験してみる良いですよ!