ネット証券にデメリットはある?危険性は?
ネット証券のトラブルや注意点が知りたい
初心者ですが、ネット証券の始め方が知りたい
老後2,000万円問題やNISAの登場、資産所得倍増プランなどで投資や資産運用に興味を持った人も増えています。
投資や資産運用には証券会社で口座開設することから始まり、初心者の方はまず証券会社の特徴や選び方から学んでいく必要があります。
また、証券会社には総合証券とネット証券の2種類に分かれており、今回はネット証券のデメリットやメリットについて詳しく解説していきます。
記事ではネット証券の危険性やトラブルと注意点、初心者向けに投資の始め方などもまとめているので、ネット証券で口座開設を検討している方は参考にしてくださいね!
※当サイトでは「金融庁|免許・許可・登録等を受けている業者一覧」に掲載されている証券会社のみ紹介しています。
ネット証券とは?
ネット証券とは、インターネットから株式売買など証券取引サービスができる証券会社のこと。
- インターネット証券
- オンライン証券
- インターネットブローカー
- オンラインブローカー
など、名称は複数ありますが、「ネット証券」とだけ覚えておけば大丈夫です。
ネット証券の特徴としては、営業拠点や営業マンを必要としないため、店舗で対面販売を行う総合証券(店舗型証券)と比較して取引手数料が安いメリットがあります。
実店舗を持っている証券会社のこと。担当者が投資活動をサポートしてくれる。
ネット証券と店舗型証券の違い
証券会社には 「店舗型証券」と「ネット証券」の違いは、株の取引スタイルが異なる点です。
- 営業員を介し、対面で株の売買をする「総合証券」
- ネットで株の売買をする「ネット証券」
上記のように覚えてください。
店舗型会社一覧
- 野村證券
- SMBC日興証券
- 大和証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
ネット証券会社一覧
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- LINE証券
- 松井証券
ネット証券のデメリット・注意点7選
ネット証券は手数料が安い、ネットで手続きや売買ができるなどメリットが多く、おすすめできる証券会社です。
しかし、ネット証券にはデメリットもあるので、メリットと比べて自分の投資スタイルにあう証券会社を選ぶことが重要です。
この章では、ネット証券で口座開設や投資をするデメリットについて詳しく解説していきます。
- ネット証券のデメリット① 担当者からアドバイスがもらえない
- ネット証券のデメリット② 注文(約定)した場合、取り消しができない
- ネット証券のデメリット③ 投資スタイルを自分で決める必要がある
- ネット証券のデメリット④ IPO投資をメインにするなら若干不利
- ネット証券のデメリット⑤ セキュリティの面で不安
- ネット証券のデメリット⑥ 通信環境が不安定なことで機会損失のリスクも
- ネット証券のデメリット⑦ 一般口座を選ぶと確定申告する必要性も
ネット証券のデメリット① 担当者からアドバイスがもらえない
ネット証券のデメリット1つ目は、「担当者からアドバイスがもらえない」です。
投資初心者やまだ知識が浅い人にとって、総合証券のように担当者と相談しながら株を購入するという投資スタイルは「安心感」が得られます。
日々、本業の仕事が忙しくて、銘柄や市場トレンドなどの投資情報を調べる時間が確保できない投資家の場合、担当者からのアドバイスや助言が投資の判断をする手助けになります。
対して、ネット証券は投資情報の収集や投資先など全て自分で決める必要があるため、担当者と相談しながら投資をしたいという投資家にとってネット証券はデメリットと言えます。
ネット証券のデメリット② 注文(約定)した場合、取り消しができない
ネット証券のデメリット2つ目は、「約定した後の取り消しができない」です。
100株の買い注文をしようとしたが、間違えて1,000株購入してしまった。この時、約定してしまうと、注文を取り消しすることができません。
株式取引で、「売り手」と「買い手」の条件が一致し、売買が成立すること。
売買が成立する前の注文であれば、取り消しも可能ですが、ネット証券の取引画面に慣れていない投資家の場合、使い方を覚える・慣れるまでは注文に関して注意が必要です。
また、そもそもパソコンやスマホの操作に慣れていない人はネット証券は使いにくいので、ネット証券の強みを活かすことができない点もデメリットと言えます。
株の買い方には「指値注文」と「成行注文」の2種類があり、成行注文は取引時間中に注文すると、即座に約定してしまうので注意してください。
希望する売買価格を指定して注文する方法のこと
リアルタイムの売買価格で注文する方法のこと
理由は購入時の価格と売却時の価格を指定して売買することができ、チャートに張り付いて投資する時間がない人向けの注文方法だからです!
ネット証券のデメリット③ 投資スタイルを自分で決める必要がある
ネット証券のデメリット3つ目は、「投資スタイルを自分で決める必要がある」です。
- 国内株式
- 外国株式
- 投資信託
- NISA・つみたてNISA
- iDeCo
- 債権
- FX
- 金・プラチナ
- 先物
- コモディティ
など多くの金融商品に投資をすることができます。
ネット証券では、「何にどれだけ投資するか」を自身で決める必要があり、闇雲に投資を始めることは損をする可能性が高いのでおすすめできません。
投資情報を日々、自分で収集しなければならないということですね!
ネット証券のデメリット④ IPO投資をメインにするなら若干不利
ネット証券のデメリット4つ目は、「IPO投資をメインにするなら若干不利」という点です。
Initial Public Offeringの略語。自社の株を投資家に売り出し、証券取引所に上場すること。
企業がIPOすることで、自社の株式を誰でも取引することができるようになります!
- 当選すれば、初心者でも利益を出しやすい
- 短期間で結果がでる可能性が高い
- 株価上昇が期待できる企業に投資ができる
このIPO株は、誰でも必ず買えるわけではなく、ネット証券ではIPOの取り扱い割り当て株数が抽選となり、抽選確率など証券会社によって異なります。
総合証券のIPOは抽選ではなく、「裁量配分」となっているので、資金や取引量などを基準に当選によって決まるケースが多いです。
大口顧客に対して優先的に配分する仕組みのこと
つまり、IPO投資では、ネット証券も総合証券もどちらも活用する方が有利になるということですね!
ネット証券のデメリット⑤ セキュリティの面で不安
ネット証券のデメリット4つ目は、「セキュリティ」です。
ネット証券の取引は、パソコンやスマホで行われるため、IDやパスワードの管理には注意が必要です。
最近では総合証券でもアプリやパソコンから取引ができるようになっており、ネット証券に限った話ではありません。
証券会社の会員ページはログインする際にID・パスワードが必要ですが、流出してしまうと、他人に資産を奪われたり、勝手に取引されたりと危険があります。
記憶に新しい事件としては仮想通貨取引所の「マウントゴックス事件」や「コインチェック事件」「Zaif事件」があります。
いずれもセキュリティが破られ、資産が抜きとられる、ハッキングされるといった事件が発生していました。
最新の注意を払っている大手企業でも、「個人情報が流出してしまった」とニュースになっていることも。
ネット証券のセキュリティは非常に高い水準ではありますが、100%安全ではないため、以下のような対策をしてください。
- パスワード管理を徹底する
- ウィルス対策をする
- パソコンを常にアップデートし、最新の状態にする
- 不特定多数が利用するフリーWi-Fiを使わない
これだけでもネット証券に保存している個人情報や資産の流出リスクを最低限まで抑えることができます!
ネット証券のデメリット⑥ 通信環境が不安定なことで機会損失のリスクも
ネット証券のデメリット6つ目は、「通信環境が不安定なことで機会損失のリスクもある」点についてです。
ネット証券は原則、インターネットでの注文になるため、外出時など通信環境が良くない状態で株などを購入したいと思っても購入できない可能性があります。
つまり、ネット証券では機会損失のリスクが総合証券と比較して大きいということ。
総合証券では、店頭にいく手間はあるものの、確実に注文することができ、手数料が高くなりがちですが電話注文にも対応しています。
などの機会損失が想定されますね!
ネット証券のデメリット⑦ 一般口座を選ぶと確定申告する必要性も
ネット証券のデメリット7つ目は、「一般口座を選ぶと確定申告する必要がある」という点です。
ネット証券では口座開設する際にNISA口座以外なら「特定口座」か「一般口座」の2種類から選ぶことができます。
「特定口座・源泉徴収あり」を選択することで、証券会社が確定申告を代理で行ってくれるので、初心者にはおすすめです。
※投資で損を出し、翌年の利益で相殺する損益通算は確定申告が必要。
口座開設の際に「一般口座」を選択してしまうと、1月1日〜12月31日までの1年間で投資によって発生した利益・損失を計算し、確定申告をしなければなりません。
ネット証券のメリット5選
ここまでネット証券のデメリットについて紹介しました。
ネット証券にはデメリット以上のメリットがあるため、その点についても解説していきます。
メリットの内容は総合型証券と比較した内容や投資スタイルに関する内容に触れているので、ネット証券で口座開設するかどうか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
- ネット証券のメリット① 店頭に行く必要がない
- ネット証券のメリット② 店舗型証券と比較して手数料が安い
- ネット証券のメリット③ 取り扱い銘柄や商品の種類が豊富
- ネット証券のメリット④ 口座開設やツール活用で投資情報が手に入る
- ネット証券のメリット⑤ 自分のペースで投資をすることができる
ネット証券のメリット① 店頭に行く必要がない
ネット証券のメリット1つ目は、「店頭に行く必要がない」という点です。
ネット証券では、口座開設や売買などの取引がネットで手続きすることができ、その他の手続きもネットや郵送で完結できるメリットがあります。
なので、店頭手続きによる手間を省けるというメリットがネット証券にはあります。
- 野村證券|新宿支店:平日9:00〜15:30
- 大和証券|新宿支店:平日8:50〜15:30
- 日興証券|新宿支店:平日9:00〜15:30
店舗型証券は基本的に土日祝日が休日、また平日も営業時間が9時〜15時前後と短いので、平日会社に勤めている方にとって店舗型はデメリットが大きいです。
ネット証券のメリット② 店舗型証券と比較して手数料が安い
ネット証券のメリット2つ目は、「店舗型証券と比較して手数料が安い」という点です。
金融商品は基本的にどの証券会社から購入しても内容に差がないため、手数料で証券会社を選ぶならネット証券一択です!
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 | |
---|---|---|---|---|
ネット証券 | SBI証券 | 99円 | 275円 | 535円 |
楽天証券 | 99円 | 275円 | 535円 | |
店舗型証券 | 野村證券 | 2,860円 | 7,150円 | 12,188円 |
大和証券 | 2,750円 | 6,325円 | 12,650円 |
ネット証券は特にコストの安さで競い合っており、投資スタイルに合わせた手数料プランを用意しているケースもあるほど。
投資において、取引手数料は売買するたびに発生するので、売り買いの頻度が高い人は少しでも手数料が安いネット証券を見つける必要があります!
ネット証券のメリット③ 取り扱い銘柄や商品の種類が豊富
ネット証券のメリット3つ目は、「取り扱い銘柄や商品の種類が豊富」という点です。
ネット証券同士で取扱銘柄や商品での競争もあり、人気の投資信託やIPO実績が多いほど、ユーザーにとってはメリットがあります。
SBI証券と楽天証券はどちらもネット証券の中で1位・2位を争うほど人気です。
どちらを利用すべきか悩んでいる方に向けて、基本情報の比較早見表を作成したのでチェックしてください!
比較項目 | SBI証券 |
楽天証券 |
---|---|---|
おすすめ度 | ||
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり | 取扱あり |
投資信託 | 2,688本 | 2,634本 |
IPO取扱実績 ※2022年 |
89社 | 65社 |
取引所 | 東証/名証/福証/札証 | 東証/名証 |
外国株 | 米国/中国/ロシア/ 韓国株式/アジア株(5カ国) |
米国/中国/ アセアン株(4カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | Tポイント/Pontaポイント dポイント/Vポイント |
楽天ポイント |
スマホアプリ | 株アプリ (iPhone/Android) |
iSPEED (iPhone/Android) |
※2023年7月時点
米国株式やETFなども投資家から人気の高い金融商品で、ネット証券は総合型証券と比べて商品数が充実しています。
ネット証券のメリット④ 口座開設やツール活用で投資情報が手に入る
ネット証券のメリット4つ目は、「口座開設やツール活用で投資情報が手に入る」という点です。
ネット証券は口座開設することで投資情報の収集に役立つサービスや取引を円滑にする便利な投資ツールなどが利用できます。
- 決算情報や経済ニュース
- アナリストによるレポート
- 株価情報
- 取引金額や過去の高値・安値などの情報
これから投資を始める初心者の方にネット証券がおすすめできる理由がこの投資情報の収集やツールが無料で利用できるからということも要因のひとつです。
投資初心者向けのコンテンツや分析ツールなど、上級者も嬉しい役立つ情報がすぐに収集できます!
ネット証券のメリット⑤ 自分のペースで投資をすることができる
ネット証券のメリット5つ目は、「自分のペースで投資をすることができる」という点です。
自分で投資について勉強をし、良い商品を選別する必要があるという共通点はあるものの、店頭で営業担当からおすすめされた銘柄に投資をして、損をしたら不快になるもの。
ネット証券は自身で考え、投資をする必要があり、好きなタイミングで投資をすることができます。
取扱商品が多いため、どの商品・銘柄を選ぶか迷う方も多いですが、じっくり考える時間もあるので、落ち着いて・冷静な判断のもと取引が可能となります。
ネット証券のメリット・デメリットからわかったおすすめな人
前述で紹介したメリット・デメリットからネット証券がおすすめできる人の特徴は以下の通り。
- 投資情報の収集や投資スタイルを自分で決めることができる人
- 手数料が安く、取り扱い銘柄や商品の数で証券会社を選びたい人
- 本業が忙しく、店舗に行く暇がない、スマホから投資をしたい人
ネット証券で投資をするには通信環境など取引環境も重要で、PC操作になれている必要もあります。
これらの条件を改善できる人は、以下の証券会社で口座開設するのがおすすめです!
投資初心者におすすめのネット証券ランキング3選!手数料やセキュリティ、NISAなど取扱銘柄で比較
ネット証券の強みや弱みが一目でわかる内容になっているので、複数のネット証券を比較したい人はこちらを参考にしてください。
本記事で紹介するネット証券の手数料や取扱銘柄、外国株、スマホアプリ、IPO、取引所、口座開設日数、ポイントの9つでサービス概要を比較しています。
証券会社比較 | 売買手数料(税込) | NISA取扱 (つみたてNISA含む) |
投資信託 | IPO取扱実績 ※2022年実績 |
取引所 | 外国株 | 最短口座開設 | 貯まる・使えるポイント | スマホアプリ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 |
10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
取扱あり | 2,657銘柄 | 89社 | 東証/名証/福証/札証 | 米国/中国/ロシア/ 韓国/アジア(5カ国) |
翌営業日 | Tポイント/Pontaポイント dポイント/Vポイント |
株アプリ (iOS/Android) |
楽天証券 |
10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
取扱あり | 2,629銘柄 | 65社 | 東証/名証 | – | 翌営業日 | 楽天ポイント | iSPEED (iOS/Android) |
マネックス証券 |
5万円/10万円:55円/99円 20万円/50万円:115円/275円 100万円:535円 |
取扱あり | 1,282銘柄 | 62社 | 東証/名証/福証/札証 | 米国/中国 | 翌営業日 | マネックスポイント Tポイント・dポイント交換可 |
マネックストレーダー株式 |
ランキングの根拠:証券口座の利用状況と投資スタイルに関するアンケート調査より
ネット証券おすすめ比較ランキング第1位 SBI証券
- 業界No.1の安心感と知名度のところで口座を作りたい人
- 口座選びで迷っている人
- 国内株式の個人取引シェアNo.1!
- 100万円まで取引手数料0円!20〜25歳までの人は国内現物手数料も0円!
- 国内の株式売買手数料が無料の銘柄もある!
- 2022年のIPO取扱実績はネット証券で最多!
- 夜間の株式取引が可能!
- 様々なポイントが貯まる!投資に使える!
- デモ取引できるサービスがなく、米国株と日本株の取引アプリが別になっている
- IPOの取扱数が多いので当選確率が低く、倍率が高いので注意
SBI証券の概要 | 詳細 |
---|---|
おすすめ度 | |
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり |
投資信託 | 2,657本 |
IPO取扱実績 ※2022年 |
89社 |
取引所 | 東証/名証/福証/札証 |
外国株 | 米国/中国/ロシア/ 韓国株式/アジア株(5カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | Tポイント/Pontaポイント dポイント/Vポイント |
スマホアプリ | 株アプリ (iPhone/Android) |
SBI証券はネット証券の中で使いやすさや人気も業界No.1と呼べる証券会社です。
「口座数は1,000万以上!」「メイン口座ならSBI一択!」のように圧倒的実績と安心感が売りなので、初心者の方におすすめです。
企業情報検索が無料ででき、知識がない初心者の方でも安心して利用することができます。
信用取引と現物の手数料は1日100万円までなら無料という安さと少額投資で検討したいミニ株や外国株の取扱も豊富で、投資信託・NISAなども他の証券会社と比べて頭ひとつ抜けています。
2022年度IPO実績は89社と最多を誇り、使い勝手で評判が高い資産管理ツール「My資産」など総合的にレベルの高いサービスを提供してくれるのが魅力。
Tポイント/Pontaポイント/dポイント/Vポイントなどポイントが貯まる/投資に使うことができるので、「ポイント投資がしたい!」という方にもおすすめできます。
これから株式投資を始める方でメイン口座選びに迷っている人は「SBI証券」を選んでおけば間違いないです!
ネット証券おすすめ比較ランキング第2位 楽天証券
引用:楽天証券公式サイト
- 楽天ユーザーでポイントを投資に使いたい人
- 楽天ポイントが投資に使える!
- 株購入時に楽天ポイントが貯まる!
- 100万円までの取引は手数料が無料!
- マネーブリッジで連携させると取引手数料が無料!
- 楽天カードで投資信託を利用すれば積立額100円ごとに楽天ポイントが1ポイント還元される!
- 投資信託全銘柄の購入手数料が無料!
- 国内ETF売買手数料や米国ETFの購入手数料も無料
- ミニ株投資非対応、他社と比べてIPO取扱数が少なめ
- 外国株取扱の国・エリアが限定されている
楽天証券の概要 | 詳細 |
---|---|
おすすめ度 | |
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり | 投資信託 | 2,629本 |
IPO取扱実績 ※2022年 |
65社 |
取引所 | 東証/名証 |
外国株 | 米国/中国/ アセアン株(4カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | 楽天ポイント |
スマホアプリ | iSPEED (iPhone/Android) |
楽天証券は2024年時点で1,000万口座を達成した人気のネット証券です。
楽天ポイントを使ってできるポイント投資ができ、国内株式や投資信託の購入、NISA、PTS夜間取引でも利用可能!
マネーブリッジと連携すれば、普通預金金利が5倍、楽天サービス内での資金移動は手数料無料、事前申し込みしておけば、預かり金不足によるロスカットを防いでくれたりと至れり尽くせり。
国内株・外国株では取引手数料ごとに楽天ポイントが付与されるので、楽天ポイントがためやすいのも魅力!
また、楽天証券のPCツールで投資情報の収集から発注・管理を1画面で完結させることができる新機能が使えたり、投資に必要なツールが多数利用できるので初心者〜上級者までおすすめできる証券会社です。
随時キャッシュバックや口座開設キャンペーンを実施しているので、楽天ユーザーの方で投資を始めたい人におすすめです!
ネット証券おすすめ比較ランキング第3位 マネックス証券
引用:マネックス公式サイト
- 米国株の取り扱いに強い証券が良い人
- IPOのの取り扱い実績や公平抽選方法に魅力を感じる人
- 色々な投資が選べる証券会社が良い人
- 国内現物株の手数料引き下げでSBI証券や楽天証券に並んだ!
- 取扱商品(投資先)の種類が多く、IPOに強い!
- 米国・中国株の取扱は多いが、他国株の取扱はない
- 中国株の為替手数料が割高なので注意!
- 株やFX取引、情報収集で役立つツールやアプリが豊富にある!
- 少額投資も可能で、信用取引の種類も豊富なので、上級者にもおすすめ!
- マネックスポイントはお得だが、使い勝手は良くない
マネックス証券の概要 | 詳細 |
---|---|
おすすめ度 | |
売買手数料(税込) |
5万円:55円 10万円:99円 20万円:115円 50万円:/275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり |
投資信託 | 1,282銘柄 |
IPO取扱実績 ※2022年 |
62社 |
取引所 | 東証/名証/福証/札証 |
外国株 | 米国株・中国株 |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | マネックスポイント ※Tポイント・dポイント交換可 |
スマホアプリ | マネックストレーダー株式含む11種類 |
マネックス証券は外国株の取扱が7,000銘柄、うち4,000銘柄が米国株と米国・中国の株式に強い証券会社です。
また、IPO取扱銘柄数は、2015年〜2020年全証券会社TOP5にランクインする実績があり、IPO資金に関係なく公平抽選方法を採用していることから、IPOを検討している人にもおすすめ!
2022年3月22日に国内現物株の手数料が引き下げとなり、SBI証券や楽天証券と同水準になりさらにお得に投資ができるようになりました。
「米国株ETF買い放題プログラム」では、特定の米国ETF買付手数料が無料になるサービスがあります。(※購入時に手数料がかかりますが、全額キャッシュバックされる)
情報収集や利便性の観点では、「マネックストレーダー(株や先物対応)」「MonexTraderFX(FX取引対応)」「銘柄スカウター(国内・米国株の情報ツール)」など11種類も用意されているので、メイン口座として使うのにも適しています。
さらに、株式関連の商品以外にもFXや仮想通貨(CFDのみ)、NISA、iDeCoなど多数の投資先があるので、色々な投資に挑戦したい人にもおすすめです!
ネット証券は危険?初心者が注意したいトラブル事例
ネット証券は総合型証券と比較して特別危険というわけではありません。
しかしネット証券のメリットでもある「スピーディーさ」が逆にトラブルを招くこともあり、これがネット上で「危険」と言われる要因のひとつでもあります。
この章では、初心者が遭遇しやすいネット証券のトラブル事例を3つ紹介していきます。
- ネット証券のトラブル事例① 購入と売却を間違える
- ネット証券のトラブル事例② 勢いで購入した株の株価が下落
- ネット証券のトラブル事例③ 「重要なお知らせ」の放置
これから投資を始める人は、この章の内容を理解しておくことで、トラブルに遭遇するリスクを大幅に軽減することができます!
ネット証券のトラブル事例① 購入と売却を間違える
最初に紹介するネット証券のトラブル事例は「購入と売却を間違える」です。
これは単純な操作ミスによるものですが、株を保有していて、新たに買い増しをする際に多いトラブルです。
A社の株を450円のときに買い、保有していたとする。
今日株価を確認してみると株価は400円に下がっていた。
購入した株のA社は業績もよく安定しており、今後成長する可能性が高いと感じ、株価が下がっていることをチャンスと捉え、買い増しをしようと注文をクリック。
しかし、「購入」を選んだつもりが、「売却」を押してしまっていた。
これは、450円で購入した株を400円で売却したため、損をしている状態です。
手軽に購入や売却ができるネット証券ではこのようなトラブルがあるので、株などを売買する際は、落ち着いて、冷静に手続きするようにしてください。
ネット証券のトラブル事例② 勢いで購入した株の株価が下落
初心者が注意したいネット証券のトラブル事例2つめは「勢いで購入した株の株価が下落」です。
各種ネット証券の公式サイトには以下のようなランキングやおすすめ情報が多く掲載されています。
- 株価上昇ランキング
- 高配当ランキング
- 急上昇
など上がり株がどれなのかを一目でチェックすることができます。
その情報から企業分析などせず、「勢いに任せて株を購入」してしまうと購入した後に株価が下落し、心を折られるケースです。
実際、公式で発表されている高い順位にある株価が下がる理由は、すでに株価が上がりきっている可能性があるため。
投資をする上で長期投資でコツコツ運用しようと考える人は最近の投資ブームで増えています。
短期売買で投資をしようと考えていない人は、勢いではなく、客観的事実や正確な情報に基づき、分析を行い投資をしてください。
ネット証券のトラブル事例③ 「重要なお知らせ」の放置
初心者が注意したいネット証券のトラブル事例3つめは「重要なお知らせの放置」です。
投資に関する法改正などがあると、証券会社が投資家に対して、承諾を得なければならないケースがあります。
ネット証券では、メールやログインページでこうしたお知らせを案内しており、以下画像はSBI証券・楽天証券の会員ページ、重要なお知らせ箇所です。
定期的に開いているSBI証券はお知らせ0件ですが、放置気味の楽天証券ではお知らせが溜まっているのが一目でわかりますね。
承諾が必要な内容で、承諾するまでに時間がかかるケースでは、取引・注文に間に合わないなどのトラブルが起こる可能性もあります。
なので、口座開設した証券会社は定期的にログインし、お知らせの確認をしておくことを推奨します。
【初心者向け】ネット証券で口座開設方法と投資の始め方
この章では、初心者向けにネット証券で口座開設方法と投資の始め方について手順を5つのステップに分けて紹介していきます。
-
STEP1ネット証券を選ぶ
-
STEP2口座開設申し込み
-
STEP3本人確認書類の提出
-
STEP4口座開設完了通知の受取と初期設定
-
STEP5投資資金の入金と注文
口座開設や手続き方法など証券会社によって異なることもありますが、おおよその流れは同じです。
これからネット証券で口座開設する人は流れを把握しておくことで、スムーズに口座開設・投資ができます。
STEP1 ネット証券を選ぶ
まずは、どこのネット証券で口座開設するか選ぶ必要があります。
各証券会社によって手数料や取扱銘柄、使い勝手などが異なるので、以下4つのポイントから口座開設する証券会社を選ぶようにしてください。
- 口座開設数の多さ:利用者が多く、情報収集しやすい、信頼もできる
- 手数料の安さ:取引手数料や手数料プランを比較し、低コストの証券会社を選ぶ
- 取扱商品の数:投資できる種類や銘柄数が多いほど便利
- NISAの取扱:つみたてNISA、一般NISAの銘柄数が多いほど有利
NISAは1人1口座と決まっていますが、その他の総合口座には制限がないので、複数の証券会社を手数料や銘柄などを基準に使い分けるのもおすすめです!
STEP2 口座開設申し込み
どこでネット証券の口座開設するかを決めたら、公式サイトから申し込み手続きを行います。
住所や氏名などの個人情報を入力し、本人確認書類を提出すれば5分〜10分程度で口座開設が完了します。
郵送で書類提出をし、口座開設することもできますが、スマホやパソコンから画像をアップロードするやり方が手間と時間を省けるのでおすすめです。
また、ネット証券で口座開設するには、複数ある口座の種類から目的に適したものを選ぶ必要があります。
口座の種類 | 口座の特徴 |
---|---|
一般口座 | 税金関係の計算や確定申告を自分で行う必要がある口座。 |
特定口座(源泉あり) | 証券会社が源泉徴収を行なってくれる。確定申告や税金周りの手間を省ける。 |
特定口座(源泉なし) | 確定申告が必要。一般口座より手間はかからないが、証券会社が作成する年間取引報告書をもとに手続きが必要。 |
NISA口座 | 一般NISAやつみたてNISA専用の口座。非課税口座のため確定申告不要。1人1口座の制限あり。 |
STEP3 本人確認書類の提出
口座開設の手続きを進めていくと本人確認書類提出を求められるので、以下を準備してください。
- 本人確認書類(免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポートなど)
- マイナンバー通知
マイナンバーカードを持っている人は、本人確認書類とマイナンバー確認書類の両方を兼ねることができるのでおすすめ!
顔写真付きの本人確認書類がない・住所記載が引っ越し前のままになっている場合は、2種類以上の本人確認書類の提出が必要になることも。
STEP4 口座開設完了通知の受取と初期設定
ネット証券の口座開設の申し込みが完了すると、証券会社で所定の審査が行われます。
基本的には入力漏れや情報の誤り、添付書類のミスなどチェックしており、ローン商品の審査とは少し異なります。
しかし、何か不備が発覚すると口座開設完了までの時間が伸びしてまうので注意してください。
ネット証券なら最短1日〜2営業日程度で審査完了、口座開設できますよ!
こNISA口座の場合、税務署の審査も必要になるため、2〜3週間程度かかる点についても覚えておいてください。
SBI証券では税務署審査完了前に取引可能。最短2営業日で口座開設できる証券会社もある。
審査に問題なければ、メールか郵送でログインIDとパスワードが届くので、マイページにログインし、初期設定・マイナンバー登録を完了させてください。
STEP5 投資資金の入金と注文
口座開設が完了し、初期設定が完了したら実際に投資用資金を証券口座に入金してください。
入金方法は主に以下の4つから選択できます。
証券口座への入金方法 | 概要 |
---|---|
銀行窓口 or ATM | 銀行窓口やATMまで出向いて専用口座に振り込む方式。金融機関を問わず利用でき、振込手数料が発生することもある。 |
インターネットバンキング | インターネットバンキング対応の銀行口座から証券口座に入金する方式。即時入金可能。 |
自動入金サービス | 証券会社と同グループのネット銀行口座を連携する方式。手続き不要のほか、手数料無料で資金移動が可能。 |
「自動入金サービス」なら銀行金利アップの特典など使い勝手がよくなるので、おすすめ!
その後、自分が投資したい金融商品を実際に注文すれば、資産運用がスタートします!
ネット証券のデメリットに関するよくある質問
最後にネット証券のデメリットに関するよくある質問について解説します。
口座開設してからや積立NISA・iDeCoなどについての内容になっているので、これからネット証券で口座開設を検討している方は参考にしてください。
- Q:積立NISAをネット証券で開くデメリットはありますか?
- Q:証券口座は持ってるだけでデメリットはありますか?
- Q:ネット証券で複数の口座を開設するデメリットはありますか?
- Q:iDeCoをネット証券で口座開設するデメリットはありますか?
Q:積立NISAをネット証券で開くデメリットはありますか?
つみたてNISAをネット証券で開くデメリットはありません。
むしろ、銀行でNISA口座を開設すると以下のようなデメリットがあります。
- 取扱銘柄数がネット証券に比べてかなり少ない
- 保有コスト(信託報酬)がネット証券よりも高い傾向
- ポイント投資ができない
- ポイント還元率が悪い
Q:証券口座は持ってるだけでデメリットはありますか?
証券口座は持ってるだけでデメリットはありません。
大手ネット証券では、口座開設手数料や管理手数料などが無料で、口座開設後に放置していても維持費がかかるなどがないメリットがあります。
なので、「とりあえず口座開設だけはしておく」というスタンスから始めることができるので、おすすめです。
Q:ネット証券で複数の口座を開設するデメリットはありますか?
複数のネット証券で口座開設をするメリット・デメリットは以下の通りです。
- 各証券会社のIDやPWの管理が複雑になる
- 資金把握に手間がかかる
- 確定申告が必要になったり、過払いが生じたりする可能性
- 買タイミングを逃すリスク
- 各証券会社の強みや良いとこを活かすことができる
- IPOの当選確率が上がる
- システムトラブル時に他の証券口座で対応できる
- セミナーや投資情報など、様々なサービスを受けられる
- 株以外の金融商品への投資も可能に
Q:iDeCoをネット証券で口座開設するデメリットはありますか?
iDeCoをネット証券で口座開設するデメリットは特にありません。
強いて言えば、証券会社ごとに取扱商品が異なるので、選ぶ手間が発生する点です。
ネット証券のデメリット まとめ
ネット証券のデメリット・メリットをまとめると以下の通り。
- ネット証券のメリット① 店頭に行く必要がない
- ネット証券のメリット② 店舗型証券と比較して手数料が安い
- ネット証券のメリット③ 取り扱い銘柄や商品の種類が豊富
- ネット証券のメリット④ 口座開設やツール活用で投資情報が手に入る
- ネット証券のメリット⑤ 自分のペースで投資をすることができる
- ネット証券のデメリット① 担当者からアドバイスがもらえない
- ネット証券のデメリット② 注文(約定)した場合、取り消しができない
- ネット証券のデメリット③ 投資スタイルを自分で決める必要がある
- ネット証券のデメリット④ IPO投資をメインにするなら若干不利
- ネット証券のデメリット⑤ セキュリティの面で不安
- ネット証券のデメリット⑥ 通信環境が不安定なことで機会損失のリスクも
- ネット証券のデメリット⑦ 一般口座を選ぶと確定申告する必要性も
メリット・デメリットからわかったネット証券がおすすめできる人の特徴は以下の通り。
- 投資情報の収集や投資スタイルを自分で決めることができる人
- 手数料が安く、取り扱い銘柄や商品の数で証券会社を選びたい人
- 本業が忙しく、店舗に行く暇がない、スマホから投資をしたい人
ネット証券で投資をするには通信環境など取引環境も重要で、PC操作になれている必要もあります。
これらの条件を改善できる人は、以下の証券会社で口座開設するのがおすすめです!
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