NISA口座開設で税務署審査に通らない理由は?
NISA口座開設で税務署審査の内容は?
証券会社や積立NISAはブラックリスト、借金がある人は審査に落ちる?
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由は、「別の金融機関でNISA口座を既に開設している」ためです。
NISA口座開設で税務署が審査する内容は、「二重開設」になっていないか確認することにあります。
今回は、NISA口座開設状況を確認する方法や金融機関の変更手続きと注意点について詳しく開設していきます。
記事では、ブラックリストや借金がある人でも証券会社やNISA口座の開設ができるかなどについてまとめているので参考にしてください。
- SBI証券は口座開設数1,200万以上!個人取引シェアNo1の最大手ネット証券
- 手数料はスタンダードプラン・アクティブプランの2種類!初心者はアクティブプランがおすすめ!
- 米国株やミニ株など取扱商品も多く、IPO実績は11年連続No.1
- SBI証券がおすすめな人は手数料が安い、IPOや外国株に興味がある、金融商品にこだわりがある人!
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由
結論からいうと、NISA口座開設で税務署審査が通らない理由は、「別の金融機関でNISA口座を既に開設している」からです。
NISA口座は1人1口座と定められているため、過去に別の金融機関でNISA口座を開いたことがないか思い出してください。
過去にNISA口座を開設した記憶がないという人は、「e-Tax」からNISA開設状況を確認してください。
国税に関する各種手続きがインターネットを使い、電子手続きができるシステムのこと。
利用できる方は以下の通り。
※e-Tax の利用者識別番号を所有している人
※マイナンバーが記載された申告書等を税務署へ提出したことがある人
e-Taxが利用できない人は、最寄りの税務署でNISA口座開設状況を照会できます。
「非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書の送付希望書面」と「切手」を貼り付けた返信用封筒を準備します。
「非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書※1」が税務署から届いたら、必要事項の記載と住民票の写しを税務署に送付してください。
後日、NISA口座を開設している金融機関について回答があります。
NISA口座開設で税務署が審査する内容について
NISA口座開設で税務署が審査する内容は、「二重開設」になっていないか確認することです。
金融庁のNISAに関するQ&Aページにも以下のように記載がされています。
NISA口座は、一人につき一つの金融機関でしか申込・開設できません。
引用:NISA Q&A:金融庁
別々の金融機関で同時にNISA口座開設を申し込みをしたとしても、税務署から非課税口座として認められるのは1口座のみとなります。
後述しますが、NISA口座を開設する金融機関は、1年に1回変更することが可能です。
NISA口座開設で審査に落ちた人は金融機関を変更する
NISA口座を開設する金融機関は、1年に1回変更することができるので、特定の金融機関でNISAによる資産運用をしたい人は金融機関変更の手続きをしてください。
みずほ銀行からSBI証券の金融機関変更にかかった期間は約1ヶ月程度かかりました。
-
STEP1NISA口座を開設している金融機関に申請するNISA口座を開設している金融機関がわかったら、現在利用している金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を提出してください。
この際に、必要事項の記入と本人確認書類なども提出するので忘れないよう注意してください。
-
STEP2「非課税管理勘定廃止通知書」を受け取る現在、NISA口座を開設している金融機関から「非課税管理勘定廃止通知書」が郵送されるので受け取ってください。
-
STEP3「非課税口座開設届出書」を新しい金融機関に提出する非課税管理勘定廃止通知書を受け取ったら、お好きな金融機関でNISA口座開設の申請をしてください。
希望する金融機関から「非課税口座開設届出書」が送付されるので、必要事項の記入と「非課税管理勘定廃止通知書」を返送すれば金融機関の変更手続きは完了です。
NISA口座を別の金融機関に変更する際の注意点
NISA口座を別の金融機関に変更する際の注意点には以下が挙げられます。
- 変更前にNISA口座で保有している金融商品は移行できない
- 金融商品を保有していた場合、口座管理の手間が増える
- NISA口座の変更は前年の10月1日から、変更を希望する年の9月30日まで
- 金融期間変更を希望する年の1月1日以降に、NISA口座で買い付けすると、口座変更ができない
金融機関変更前にNISA口座で保有していた金融商品は変更後のNISA口座に移行することができないので注意してください。
また、変更前にNISA口座で保有していた金融商品を持ち続ける場合、変更前の金融機関で保有していた金融商品を管理する必要もでてきます。
他にもNISA口座の金融機関変更期間は、「前年の10月1日〜変更を希望する年の9月30日まで」となっているので覚えておいてください。
2024年にNISA口座を変更する場合、2023年10月1日〜2024年9月30日までに、NISA口座変更手続きをする必要があります。
さらに、金融期間の変更を希望する年の1月1日以降に、変更前のNISA口座で買い付けをすると、口座変更ができなくなってしまう点も注意が必要です。
2024年にNISA口座で買い付けした場合、2024年分の口座変更はできなくなるということ。
2024年に追加買付した場合の金融機関変更は、2024年10月1日以降に2025年分のNISA口座変更手続きを行う必要があります。
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由に関するよくある質問
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由に関するよくある質問は以下の通りです。
- Q:積立NISAの審査でブラックリストは落ちますか?
- Q:積立NISAの審査で借金があると落ちますか?
- Q:証券口座の審査落ちに借金は関係ありますか?
- Q:SBI証券の審査に落ちた理由はなにが考えられますか?
- Q:SBI証券の審査に落ちたら、再度申し込みすることはできますか?
借金やブラックリスト、SBI証券の審査基準などに関する内容をまとめているので、参考にしてください。
Q:積立NISAの審査でブラックリストは落ちますか?
積立NISAの審査でブラックリストは通過できない可能性が高いです。
しかし、信用情報にブラックリストの掲載があったとしても、積立NISAの口座開設自体は可能です。
金融機関によっては、申込者の年収や職業、勤め先などを追加で求められるケースもあります。
積立NISAは長期で資産運用を目的とした制度のため、「安定した収入があるかないか」はチェックされる項目のひとつと考えておくべきです。
Q:積立NISAの審査で借金があると落ちますか?
借金がある人でもNISA口座を開設することはできます。
しかし、返済計画・資金繰りのバランスが悪い状態で、積立NISAを行い、借金返済で延滞するとNISAで運用していた資産を貸金業者に差し押さえられる可能性があります。
借金の返済ができず自己破産した場合、ほぼ確実にNISAによる資産は差し押さえられます。
Q:証券口座の審査落ちに借金は関係ありますか?
証券口座の審査落ちに借金が影響する可能性が高いのは「信用取引口座」です。
証券口座で信用取引を行うなら、通常の証券口座とは別に「信用取引口座」を別途開設しなければなりません。
証券会社に担保を出し、証券会社から融資を受け、有価証券取引を行うこと
かんたんに説明すると、手元資金よりも大きい金額で有価証券の売買をするということなので、ハイリスクハイリターンの投資法です。
このことから、売買によるリスクが高いため、借金のある方は信用口座開設の審査に通りにくいというケースがあります。
Q:SBI証券の審査に落ちた理由はなにが考えられますか?
SBI証券の審査基準は以下の通りです。
- 国内に居住している
- 証券会社に勤めていない
- 反社会的勢力(暴力団員や暴力団関係者、総会屋等など)でないこと
- 申込者本人からの申込みである
SBI証券の口座開設で審査落ちする原因があるとすれば、上記のいずれかに当てはまっていることが要因と考えることができます。
Q:SBI証券の審査に落ちたら、再度申し込みすることはできますか?
前述した、SBI証券で審査落ちする理由の改善ができたなら、再度申し込みすることができます。
審査基準は各証券会社で異なるため、SBI証券の審査に通らない場合、他社の証券会社に申し込みすることも検討してください。
また、「反社会的勢力」に関しては、どの証券会社でも審査で弾かれてしまうので覚えておいてください。
もちろん、本人申し込みでない場合でも審査に通りません。
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由のまとめ
NISA口座開設で税務署審査が通らない理由は、「別の金融機関でNISA口座を既に開設している」からです。
過去にNISA口座を開設した記憶がないという人は、「e-Tax」からNISA開設状況を確認するか「最寄りの税務署」でNISA口座開設状況を照会できます。
NISA口座開設で税務署が審査する内容は、「二重開設」になっていないか確認することにあります。
もし、NISA口座開設で審査に落ちた人は金融機関の変更手続きをしてください。
NISA口座開設をする金融機関は、1年に1回変更することができるので、特定の金融機関でNISAによる資産運用をしたい人は金融機関変更の手続きをしてください。
また、NISA口座を別の金融機関に変更する際の注意点には以下が挙げられます。
- 変更前にNISA口座で保有している金融商品は移行できない
- 金融商品を保有していた場合、口座管理の手間が増える
- NISA口座の変更は前年の10月1日から、変更を希望する年の9月30日まで
- 金融期間変更を希望する年の1月1日以降に、NISA口座で買い付けすると、口座変更ができない
筆者の私も過去に金融機関の変更手続きをしていますが、1ヶ月程度かかったので覚えていてください!
- SBI証券は口座開設数1,200万以上!個人取引シェアNo1の最大手ネット証券
- 手数料はスタンダードプラン・アクティブプランの2種類!初心者はアクティブプランがおすすめ!
- 米国株やミニ株など取扱商品も多く、IPO実績は11年連続No.1
- SBI証券がおすすめな人は手数料が安い、IPOや外国株に興味がある、金融商品にこだわりがある人!
▶︎つみたてNISAはやめたほうがいいと言われる7つの理由!デメリットしかない?やめた方がいい人の特徴
▶︎つみたてNISAは今からでは遅い?いつまで続く?2023年に始めるベストなタイミングや月と運用方法について
▶︎投資信託やつみたてNISAはS&P500だけでいい?一本だけでいい理由や買い時、米国株だけのリスクと利回りについて
▶︎クレカ積立の上限が5万円だった理由は?上限10万円はいつから?クレカ積立と新NISAの最新情報
▶︎NISA口座開設後放置するとどうなる?5年放置で閉鎖する?非課税期間や始め方とほったらかし運用について
▶︎SBI証券と楽天証券はどっちが初心者におすすめか11項目で比較!つみたてNISAやポイント制度、投資信託の使い分け方