この記事では、これから株式投資を始める初心者の方に向けて買い方や必要な資金と知識など詳しく解説していきます。
- 株式投資の始め方と必要な知識
- そもそも株式投資とは?利益の種類や投資スタイルについて
- 投株式投資の勉強方法
- 株式投資に必要な資金
- 株式投資をするメリット・デメリット
- 株式投資でおすすめのネット証券口座3選
- 株式投資でリスクを抑える投資方法について
株式投資の始め方!株を始めるにあたっての必要な知識
株式投資の始め方は以下4つのステップで始めることができます。
- 証券口座を開設する
- 口座に資金を入金する
- 株を選ぶ
- 株を購入する
次の章で、株を買うまでの流れや必要な知識など詳細をまとめているので、参考にしてください!
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STEP1口座開設
STEP1 証券口座を開設する
株式投資を始めるには、まず証券会社を選び、口座開設を申し込むことから始まります。
近年では、インターネットから申し込み〜開設までできるので、自宅でスタートさせることが可能。
口座開設には身分証明証(マイナンバーや免許など)が必要になるので、準備しておいてください。
申し込みが完了するとれ証券会社毎に審査が行われ、通過すると数日で口座開設が完了とログイン情報が記載された通知が届きます。
口座の種類は「特定口座(源泉徴収ありorなし)」の2つと「一般口座」の3種類があり、特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、金融機関が税金や源泉徴収してくれるため、確定申告が不要になります。
特定口座(源泉徴収なし)や一般口座では、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要になります。
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STEP2口座に振り込み
STEP2 口座に資金を入金する
口座開設が完了したら、株式を購入する資金を口座に入金してください。
この際に入金する金額の目安ですが、2022年5月9日時点で「東証プライム」の銘柄は、1,837ありますが、大体3分の1が株価1000円以下となっていることから、10万円もあれば株式投資を始めることができます。※銘柄や市場、株価については後述します。
ただし、投資の基本は「余剰資金」を使うことにあるので、生活費はもちろん、怪我や病気などで収入が途絶えてしまう緊急時を想定し、今後使う予定のない資金で始めるようにしてください。
理想としては、生活費の3ヶ月〜6ヶ月に当たる「生活防衛資金」を確保できている状態がベストです。
小金持ちOL金融機関によって入金が即時に反映される場合もありますが、口座への振り込みを証券会社が確認した後に反映されるなど種類によって差があるので、注意してくださいね! -
STEP3株を選ぶ
STEP3 株を選ぶ
株式は証券会社で取引されているので証券会社を通して買う・売るを行います。
日本の証券取引所は東京・名古屋・福岡・札幌の4つに市場区分されており、日本最大の株式市場は「東京証券取引所」になります。
2022年4月4日(月)から東京証券取引所の市場区分に変更があり、東証1部2部、マザーズ、JASDAQが現在は以下になっています。
- 東証プライム市場:流通株式時価総額が100億円以上
- 東証スタンダード市場:流通株式時価総額が10億円以上
- 東証グロース市場:高い成長可能性を有しており、進捗状況開示と評価を一定以上得ている
市場への上場基準は異なり、取り扱う銘柄にもそれぞれ特色があります。
これらを考慮した上で、自身の生活に馴染みがあるサービスを提供する企業や少額で投資できるかなどで銘柄を選ぶのがおすすめです。
小金持ちOL元本保証がない株式投資では、特に初心者の方は投資した株式の値下がりリスクの許容範囲を考えて、なるべく少額で投資するようにしてください。 -
STEP4株を買う
STEP4 株を購入する
投資する株を決めたら、実際に株式の購入をしてください。
株式の購入方法は基本的に「指値(さしね)」と「成行(なりゆき)」の2種類があります。
指値注文購入する株式の売買価格を自分で指定して注文する方法のこと。買い注文の場合、株価が指値以下になると売買が成立し、売り注文では、指値以上の株価になった時に売買が成立します。注意点としては、希望価格にならないと売買ができないので、少しの価格変動で売買したい人には不向き。
成行注文とは購入する株式の売買価格を指定しないで注文する方法のこと。売買が成立する値段は相手によって決まる方式になっており、注文をした側が有利になる取引です。売買が成立したら、証券会社から「取引報告書」が書面か電子で郵送されるので、注文内容とズレがないか確認してください。売買代金は成立からおよそ3営業日になります。
株式投資の売買における精算には手数料が代金に加わるのと証券会社によって手数料の金額や設定方法が違うので、事前に確認しておいてください。
また、購入した株式は証券会社の取引口座で管理されるので、管理費用を支払うケースもあります。
小金持ちOL証券会社を選ぶ際にこれらも基準として選ぶようにしてくださいね!
株式投資とは?利益の種類や取引スタイルについて
企業が事業を運営する資金として出資した投資家に対して発行する「証券」のことを指しており、この株式を購入した投資家のことを「株主」とも言われます。
企業目線で投資してもらうメリットには、事業拡大や新規事業を行う際に資金調達を行いますが、株式を使って資金を集めると銀行への借入や社債の発行により、借金をする必要がありません。
代わりに、出資額に応じた「株主権」で投資家に還元し、これが株式投資をする人の利益となります。
次の章で株式投資の利益についてまとめたので、これから株式投資を始める人は確認しておいてください!
株式投資の利益はキャピタルゲイン・インカムゲイン・株主優待の3種類
株式投資の利益は主に以下の3つが挙げられます。
- キャピタルゲイン:株の売買差益による利益
- インカムゲイン:株を保有していることで得られる配当金
- 株主優待:株保有者に対して、自社サービスの商品や割引券等を与える
10万円で購入した株の価格が30万円に値上がりした際に売却すると差額の20万円が利益(手数料・税金除く)になります。反対に価格が10万円以下になるとキャピタルロスと言われています。
購入した銘柄によって配当利回り・回数が異なります。また業績次第で配当金の金額は増減するのと、配当金の受け取り条件は権利確定日に株を保有しているなど銘柄によって内容が変わるもの。配当金がない銘柄も存在する。
株式投資の取引スタイル
株式投資の取引スタイルには以下が基本になるので、自分の投資法に適したやり方を選んでください。
- 短期売買を繰り返し、売買差益を積み重ねるスタイル
- 将来的に伸びる銘柄を長期保有し、売買差益を狙うスタイル
- 配当金をもらうために短期〜長期で株を保有するスタイル
- 株主優待をもらうために短期〜長期で株を保有するスタイル
株を始める・買うにはいくら必要なの?
株自体は1万円で購入できる銘柄もあれば、10万、100万円以上用意しなければ購入できない株もあります。
株の購入にかかる費用の差は銘柄により大きく変わるということを覚えておいてください。
株価が1万円の銘柄を購入する場合、1万円で購入できるというわけではありません。
株価×1単元(100株※最小取引単元)=購入金額
上記の計算式となります。
つまり、株価1万円の株を購入するのに必要な金額は100万円(1万円×100株)ということになります。
裁定取引単位のこと。日本では、2018年10月から1単元を100株に統一されたので、計算式は株価×100と覚えておいてください。
例で挙げたのはあくまで計算式の紹介なので、追加で株を購入したい場合は、さらに資金が必要になっていきます。
また、「ミニ株(株式ミニ投資)」と「アメリカ株」は1株単位での購入が可能なので、自己資金が少ない初心者の方におすすめです。
アメリカ株は日本株と比べて配当の利回りが高い傾向にあり、株式投資を始めるなら米株にも注目・購入しておくのがおすすめ!
資金より知識が大事!初心者は株式の仕組みや基礎を勉強しよう
株式投資初心者の方はネット情報ではなく、「書籍・本」で勉強することを推奨します。
理由としては、ネット情報やブログ等では、情報の信憑性に欠けるからです。
※証券会社の運営するコラムサイト等は個人ブログよりは信頼でき、基礎知識はある程度、身につけることは可能。
株式投資は、「不労所得が手に入る」「手間なく、楽に稼げる」などよく耳にしますが、うまく利益を獲得するには、知識と経験が必ず必要になります。
特に投資は購入する金融商品の目利きや金融政策情報などにアンテナを貼っておくことが大切であり、こういった情報は書籍や本で勉強するのがおすすめです!
※リアルタイム情報は新聞やネットニュース等がおすすめ!
株式投資は利益以外に「株主」として経営参加権が得られる(メリット)
株式投資は利益を得られる以外にも「株主」として、企業経営の参加権利を獲得できることがメリットになります。
株主が企業に関する意思決定を行うために議案を決議・検討する機関のこと。「株式会社に関する一切の事項について決議をすることができる」(出典:会社法|e-Gov法令検索)として、強力な権限を認められています。
議決権をかんたんに説明すると、投資している企業の重要な議案に「賛成」「反対」の意思表示ができる権利のことです。
※議決権は保有する株数に応じて与えられるので、株主1人=議決権1というわけではありません。
つまり、株保有数が多いほど、その企業に対して与える影響力が強くなるということです。
株式投資家が株主総会で議決権を行使するということは、株主権の中で、「会社の経営に参加する権利」を指している「共益権」になります。※配当金などの利益を受け取る権利は「自益権」
ネット証券口座なら少額投資が可能なのでおすすめ!
株式投資は恩恵が複数ある魅力的な投資ですが、景気や金融危機に影響を受けやすいもの。
なので、投資方法としては、少額投資や分散投資、積立投資が基本になります。
ネット証券会社なら、1株から投資可能な証券会社もあるので、初心者の方はこちらで口座開設するのがおすすめ!
1株から購入できれば分散投資もしやすいメリットがあります!
また、日本の株式市場は9:00〜11:30、12:30〜15:00が取引時間となっており、人によってはこの時間帯の取引は難しいです。
しかし、ネット証券ならスマホで取引が可能なので、仕事の休憩時間、学校のお昼時間で簡単に取引することができます。
LINE証券の取引手数料一覧 | 手数料(税込) |
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0〜5万円 | 55円 |
5万円〜10万円 | 99円 |
10万円〜20万円 | 115円 |
20万円〜50万円 | 275円 |
50万円〜100万円 | 535円 |
100万円〜150万円 | 640円 |
150万円〜3,000万円 | 1,013円 |
3,000万円超え | 1,070円 |
店舗がないネット証券では、手数料が大手証券と比較しても安くなっており、およそ100万円程度の取引なら1,000円以下の取引が可能!
株式投資をこれから始める初心者におすすめのネット証券会社3選
証券会社一覧 | SBI証券 |
LINE証券 |
楽天証券 |
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売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり | つみたてNISAのみ | 取扱あり |
投資信託 | 2,649本 | 32本 | 2,665本 |
IPO取扱実績 ※2021年 |
122社 | 11社 | 74社 |
取引所 | 東証/名証/福証/札証 | 東証:現物取引 指定銘柄:いちかぶ取引 |
東証/名証 |
外国株 | 米国/中国/ロシア/ 韓国株式/アジア株(5カ国) |
– | 米国/中国/ アセアン株(4カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 | 翌営業日 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | Tポイント/Pontaポイント dポイント/Vポイント |
楽天ポイント | LINEポイント |
スマホアプリ | 株アプリ (iPhone/Android) |
LINEアプリ (iPhone/Android) |
iSPEED (iPhone/Android) |
国内株式個人取引シェアNo.1!SBI証券
出典:SBI証券公式サイト
- 業界No.1の安心感と知名度のところで口座を作りたい人
- 口座選びで迷っている人
- 国内株式の個人取引シェアNo.1!
- 100万円まで取引手数料0円!20〜25歳までの人は国内現物手数料も0円!
- 国内の株式売買手数料が無料の銘柄もある!
- 2021年のIPO取扱実績はネット証券で最多!
- 夜間の株式取引が可能!
- 様々なポイントが貯まる!投資に使える!
- デモ取引できるサービスがなく、米国株と日本株の取引アプリが別になっている
- IPOの取扱数が多いので当選確率が低く、倍率が高いので注意
SBI証券の概要 | 詳細 |
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おすすめ度 | |
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり |
投資信託 | 2,649本 |
IPO取扱実績 ※2021年 |
122社 |
取引所 | 東証/名証/福証/札証 |
外国株 | 米国/中国/ロシア/ 韓国株式/アジア株(5カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | Tポイント/Pontaポイント dポイント/Vポイント |
スマホアプリ | 株アプリ (iPhone/Android) |
SBI証券はネット証券の中で使いやすさや人気業界No.1と呼べる会社で「口座数は800万以上!」「メイン口座ならSBI一択!」のように評価の高い証券会社です。
企業情報検索が無料ででき、知識がない初心者の方でも安心して利用することができます。
信用取引と現物の手数料は1日100万円までなら無料という安さと少額投資で検討したいミニ株や外国株の取扱も豊富で、投資信託・NISAなども他の証券会社と比べて頭ひとつ抜けています。
2021年度IPO実績は122社と最多を誇り、使い勝手で評判が高い資産管理ツール「My資産」など総合的にレベルの高いサービスを提供してくれるのが魅力。
Tポイント/Pontaポイント/dポイント/Vポイントなど多くのポイントで投資ができるので、「ポイント投資がしたい!」という方にもおすすめできます。
これから株式投資を始める方で口座選びに迷った人は「SBI証券」を選ぶのがおすすめです!
数百円から取引できるLINE証券
引用:LINE証券公式サイト
- 少額投資で投資を始めたい人
- スマホで完結できる株式投資をしたい人
- いちかぶ(単元未満株)を利用すれば数百円で取引が可能!
- 信用取引の売買手数料や投資信託の購入手数料はすべて無料!
- LINEアプリから口座開設が可能!スマホ完結できる!
- 口座開設&クイズに正解+取引で最大5,000円相当がもらえるキャンペーン実施中
LINE証券の概要 | 詳細 |
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おすすめ度 | |
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | つみたてNISAのみ |
投資信託 | 32本 |
IPO取扱実績 ※2021年 |
74社 |
取引所 | 東証:現物取引 指定銘柄:いちかぶ取引 |
外国株 | – |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | LINEポイント |
スマホアプリ | LINEアプリ (iPhone/Android) |
2019年8月からサービスを開始したLINE証券(ライン証券)はスマホ取引に特化した証券会社のひとつです。
株式投資初心者向けのサービスとなっており、少額投資に特化しているので、簡単な取引きや運用、手数料の安さに定評があります。
現在、クイズに答えるだけで株がプレゼントされるユニークなキャンペーンも実施しており、信用取引やIPOなど本格的な投資も可能なサービスなので、初心者だけでなく、中級者の方にもおすすめできます。
また、サービス開始から2年2ヶ月で口座数は100万を突破、スマホ証券会社としての利用者はNo.1と公式サイトが公表しています。
ライン証券での株取引方法には以下3つの方法があります。
- 100株単位の「現物取引」
- 1株単位で取引できる「いちかぶ取引」
- 自己資金以上で売買できる「信用取引」※初心者にはおすすめしない
LINE証券を使って株式投資をする最大のメリットは「いちかぶ」取引にあります。
少額投資をメインとした取引方法となっており、1株数百円から取引が可能で、ミニ株(単元未満株)と言われる投資ができます。
LINE証券のいちかぶ取引はETFや中小株、新興市場株を含めた1,500銘柄以上が取引対象となっており、表示価格は手数料込みの価格になっていることから「わかりやすさ」に特化しているのが強み。
ただし、手数料がない代わりに取引コストが発生していますが、こちらも表示価格に含まれているので、手数料を考えずに取引できるのは初心者の方にとって選択する価値が高い証券会社と言えます。
1株1,000円の銘柄を購入すると、LINE証券での価格は1,005円と手数料込みの価格で表示されているということです。
ミニ株の1株取引はリアルタイムで売買が成立しないケースが多いデメリットがありますが、LINE証券ならリアルタイム売買成立が可能な銘柄取扱数もNo.1!
口座選びで、「手数料を抑えたい」「少額投資で本格的に投資したい」という人はLINE証券口座がおすすめです!
楽天ポイントが投資に使える楽天証券
出典:楽天証券公式サイト
- 楽天ユーザーでポイントを投資に使いたい人
- 楽天ポイントが投資に使える!
- 株購入時に楽天ポイントが貯まる!
- 100万円までの取引は手数料が無料!
- マネーブリッジで連携させると取引手数料が無料!
- 楽天カードで投資信託を利用すれば積立額100円ごとに楽天ポイントが1ポイント還元される!
- 投資信託全銘柄の購入手数料が無料!
- 国内ETF売買手数料や米国ETFの購入手数料も無料
- ミニ株投資非対応、他社と比べてIPO取扱数が少なめ
- 外国株取扱の国・エリアが限定されている
楽天証券の概要 | 詳細 |
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おすすめ度 | |
売買手数料(税込) | 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 |
NISA取扱 | 取扱あり | 投資信託 | 2,665本 |
IPO取扱実績 ※2021年 |
11社 |
取引所 | 東証/名証 |
外国株 | 米国/中国/ アセアン株(4カ国) |
最短口座開設 | 翌営業日 |
貯まる・使えるポイント | 楽天ポイント |
スマホアプリ | iSPEED (iPhone/Android) |
楽天証券は2023年4月時点で800万口座を達成した人気のネット証券です。
楽天ポイントを使ってできるポイント投資ができ、国内株式や投資信託の購入、NISA、PTS夜間取引でも利用可能!
マネーブリッジと連携すれば、普通預金金利が5倍、楽天サービス内での資金移動は手数料無料、事前申し込みしておけば、預かり金不足によるロスカットを防いでくれたりと至れり尽くせり。
国内株・外国株では取引手数料ごとに楽天ポイントが付与されるので、楽天ポイントがためやすいのも魅力!
また、楽天証券のPCツールで投資情報の収集から発注・管理を1画面で完結させることができる新機能が使えたり、投資に必要なツールが多数利用できるので初心者〜上級者までおすすめできる証券会社です。
随時キャッシュバックや口座開設キャンペーンを実施しているので、楽天ユーザーの方で投資を始めたい人におすすめです!
株式投資のデメリット(注意点)
株式投資をこれから始める人が知っておいてほしいデメリットや注意点について紹介していきます。
- 元本保証はされていない
- 投資先の会社が倒産するリスクもある
- 株の売買をしたくてもできない「流動性のリスク」
上記のリスクについて、理解した上で、安定した株式投資ができるように準備しておくことが大切です!
元本保証はされていない
株式投資は元本保証がされていないので、投資した銘柄の株価が下がれば、投資した金額以下の利益で返ってくる可能性もあります。
株価自体、証券取引所で常に売買されており、会社の業績や金利・為替・景気の経済的要因、海外の株式市場の影響などで変動しているもの。
つまり、株式購入時よりも売却時の株価が安い場合、損失が発生します。反対に、購入時よりも株価が上昇していれば、それは売却するタイミングと言えます。
投資先の会社が倒産するリスクもある
株式投資は投資先が企業になるので、証券を発行する会社の業績が良くなければ、株価は下がっていきます。
この時に、株主は保有している株を売却したいと考える人が増えるので、株価も同時に下がっていき、最悪「倒産」することもあります。
倒産すると、証券の価値はなくなるので、投資した分の金額は損失になるリスクがあることを覚えておいてください。
なので、株式投資では、この倒産のリスクも視野に入れ、投資する会社の経営状況を常にチェックしておくことが重要になります。
株の売買をしたくてもできない「流動性のリスク」
実際に株式を売買しようとしても取引が成立しないリスクのこと。「株を買いたい」「株を売りたい」人の需要と供給のバランスが崩れている状態い。
株式を購入した企業が不正や不祥事をおこし、株価が暴落すると、売る人ばかりが増え、購入したいという人がいないという状況では取引が成立しない。
また、流動性のリスクが高い銘柄は、市場に出ている注文数が少ないので、売買成立後に価格は大きく変動する可能性があります。
株式投資でリスクを抑える投資方法はある?
では、株式投資のリスクを抑える投資方法について解説していきます。
基本的には投資方法を以下に限定することでリスクを軽減することができるので、参考にしてください。
- 長期投資
- 積立投資
- 分散投資
上記は金融庁も推進している投資方法で、特徴は以下の通りです。
積立投資 |
金額や投資タイミングを自身で決定し、定期的に購入する手法のこと 購入タイミングや市場相場にそこまで左右されず、コツコツ積み立てていく |
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分散投資 |
金融商品の種類や時期を分散せさせて購入する手法のこと 他の株式で採算が取れなくても、国内株式や海外債権で補うことができる |
長期投資 |
数年〜数十年単位で株を保有する手法のこと 資産形成の中でも安定しており、収益や株主優待、分配金が手に入る |
一般的な「デイトレード」のような「安く買い、高く売る」のような考え方ではないのが特徴。
福利効果や分配金が利益となるので、相場等に悩まされることもなく、投資できるメリットがあります。
※複利効果→元金と利子以外にプラスしてさらに利子がつき、年々利子が積み重なること
初心者は株を買うな?おすすめは投資信託やETF(上場投資信託)
ここまでの内容で株式投資は知識や経験、それなりの資金が必要であることから、自分で株を購入し運用していくことは初心者におすすめしにくいです。
世間では「初心者は株を買うな」と言われることもあります。
株式投資の敷居が少し高いと感じる方は、別の投資を選択肢に検討することも大切です!
株式投資以外におすすめの投資は「投資信託」「ETF(上場投資信託)」になります。
投資信託やETFについては以下の記事で解説しているので、株式投資以外にも投資を検討している方は参考にしてください!
株式投資の始め方・買い方 まとめ
株式投資の始め方は以下4つのステップでかんたんに始めることができます。
- 証券口座を開設する
- 口座に資金を入金する
- 株を選ぶ
- 株を購入する
株式投資の魅力は売却益だけでなく、保有しているだけで得られる配当金や株主優待があることです。
ネット証券で口座を開設し、投資をすれば少額投資、分散投資ができるだけでなく、手数料も抑えることが可能!
初心者の方はまず勉強として書籍や本で株式投資の基礎知識を身につけることを優先してください。
株式投資は副業としても人気の反面、損をするリスクもあることから手を出しにくいという人もいますが、正しい知識と経験を積んでいけば、人生を豊かにしてくれるものです。
この記事で紹介した株式投資の始め方や投資の基本とリスクの抑え方を理解し、ぜひ投資生活を始めてください!
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